2012年2月23日木曜日

空を見上げるということ

私は毎朝、よほどのことがない限り一度は必ず空を見上げる。
そこにはひとつとして同じ空はなく。いつだって唯一無二の空が、在る。

思うのだ。
空を見上げるということはどういうことか。それは、空と向き合う、ということだ、と。
曇天の鼠色の空がたとえば今そこに在ったとして。私はそれをどんなふうに見つめるだろう。
重苦しいと感じるのか、それとも雨粒がいつ落ちてくるかとわくわくするのか。
それだけで、今の私の心の状態が明らかになる。
そう、私はまさに、空と向き合っている。空と向き合うということはそのまま、空を鏡にして自分と向き合うということに他ならない。

その時々の自分の心の状態を露わにする空。
今日私は空を、いとおしいと思った。
明日私は空と向き合い、一体何を思うのだろう。

そして、あなたは?