2014年3月17日月曜日

小さな、ささやかな、


たとえば。
ベランダのイフェイオンが咲いたとか。ムスカリが咲いたとか。
種から育てているラヴェンダーがまた新しい葉を出してくれたとか。
雲がとてつもなく好みだったりとか。

そういう、所謂どうでもいいことが。私にはどうでもよくなくて。
いつもそういった小さな、ささやかなことたちに助けられ支えられて在る。

たとえば今日は珈琲がおいしかったとか。いやいや和生姜焙じ茶の方が今日はおいしかったとか。
なんだかもう、ほんとに、どうでもいいことたち。

私の「今」は、そういったどうでもいい些細なことたちの集積で、結晶で。
つまり私は、
そういったどうでもいいことたちの塊で。

日常って。
愛しても愛しても足りない。
どうでもいい日ほど、後になって、
自分の蓄えになっていたりする。